デザイナーも知っておきたいWebマーケティングの本

一応Webディレクターの経験もあるので、その知識を増やしたく、マーケティングの本を読んでみた。

 

まずは「ネット集客のやさしい教科書。」。
WebディレクションやWebマーケティングは経験が第一だと思う。
なぜかというと、クライアントによって、制作期間によって、予算によって、社内のリソースによって状況が変わるからだ。

しかし本当にそうだろうか。
しかるべきノウハウはあるのではないかと思い、もう一度基本から勉強することにした。

結果からいうと、自分のサイトをイチから作り直す機会をもらう本になった。
当たり前だけど、誰に向けて発信をするのかが大事で、クライアントには一人前のことを言っても、
自分自身はできてなかったと思う。

本当に恥ずかしい。

SNSを使って発信するところは承知していたところが多いけど、
自分の強みは何か、強みを具体的に短いセンテンスでいえるか、
具体的にどのような人(ペルソナ)に向けて発信すべきなのか、
基本的で一番大事なことを最初から学べた。

「小さな会社がゼロから最短で成果をあげる実践的Webマーケティング」
と銘打っているとおり、少ない予算で成果を上げることを重点をおいている本だった。

マーケティングの本は机上の空論というか、理論的な本が多く、
実際にはこうはいかないよね、という本が多いけど、
これはクライアントにも提案できる、まさに実践的な本。

オウンドメディアの重要性、リスティング広告の長所と短所もわかりやすかった。
クライアントに提案する引き出しが整理されたような、良本だった。

 

 

「コンテンツ・デザインパターン」は「買わせるコンテンツ」をつくる教科書だ。
まず、コンテンツブリーフというデザインでいうワイヤーフレームを設計する。
そこには顧客と商品の関係性、目的、切り口、商品特徴などを書き込んでいき、これをコンテンツの骨格とする。
ユーザーを7種類に分類し、①潜在客、②顕在客、③見込み客、④初回購入客、⑤継続購入客、⑥好意的利用者、⑦否定的利用者と分けて、どのユーザーに刺さるコンテンツにしたいかを考える。
本書には「切り口」とあるが、その切り口をはっきりさせてからようやくビジュアルデザイン、キャッチコピーを考える。
ここでやっとクリエイター、デザイナーの出番になる。もちろんコンテンツブリーフ作成から入ってもいいかもしれないけど。

コピーやビジュアルの事例がたくさん紹介されていたが、ちょっと僕には紹介しすぎな感じがした。
「ネット集客の〜」と比べるとマーケティング会社に勤めてクライアントが大手企業の人向けだと思う。

こう見るとデザイナーが手がける部分がよくわかり、ただやみくもにデザインのクォリティにだけ集中してると木を見て森を見ずな状態になる。
このコンテンツはそもそも誰のためなのか、誰に向けてデザインしているのか、俯瞰して見る大切さを学んだ。

ちなみに本書の内容は、もとは著者の会社の新人教育用の資料なのだとか。
なんと充実した研修をしてくれるのだろう。