ゴミから繋がる物語『神のゴミ箱』

このアパートの住人のゴミは、どうやら自分のゴミ箱に転送されているらしい。

ごく普通のアパートの、普通じゃない住人の話。
主人公、神のゴミ箱に転送されるごみは痛々しいポエムだったり女子中学生の離婚した父の居場所だったり。
そこから始まる人間関係が楽しみで読み進めた。

しかしポエムの主で二階の比内と、二つ隣の木鳥と神の三角関係がメインになってしまい、ちょっと残念だった。
あとがきに続編があるようなことが書かれていたので、掘り下げられていなかった他の住人にもスポットがあたるのかな。

それにしても著者のうだるような夏、ダラダラとした心理描写が好きで、今回も期待通り楽しめた。

いやこれ続編書いて欲しい。