格差社会を弾劾する『ピケティ入門 (『21世紀の資本』の読み方) 』

ピケティの『21世紀の資本』の解説が読みたかったけど、
解説は全体の三分の一程度で、後は格差社会、アベノミクスの非難する内容だった。

『21世紀の資本』は要約すると、
格差社会をほっとくと拡大するので、
資産への課税強化しないと、19世紀の水準に戻るで!
という内容らしい。

頑張って業績を上げた人に見合った報酬をあげる、
というと最もだけど、その裏に「幸福の対価」が存在する、
つまり努力だけでなく運も成功には不可欠だし、
「高所得者を非難する奴はひがみ」という風潮がおかしいのもわかる。

運も実力のうち。結果が全て。
という言葉をどう捉えるかによるけど、
僕としては社内だけでなく社会的に責任の重いポジションについている人が、
それなりの報酬をもらうのは当然かなと思う。
かといって格差を縮めるには、高所得者からお金をたくさん取れば全て解決するわけではないので、
格差社会に苦しめられている僕も、色々と考えさせられた。

以前、元税務署の人が書いた本に、
今の日本は高所得者ほど所得に対する納税率が低い構造になっている、
と書いてあったので、所得よりも資産へ課税すべしといったことが、
なんとなくわかった。

正直現代社会の問題に興味がないわけではないけど、
ピケティの思想や『21世紀の資本』について、もっと掘り下げて欲しかった。