ガンコオヤジの愛のある説教『読書について』

本書は思索、著作と文体、読書についての三部からなっています。
どれだけ読書を重ねて知識を得ても、自分で考えなければ何も価値を生み出せないという、
ショーペンハウアーの主張が貫かれています。

昨今の出回っている悪書を叩き、さらにはヘーゲルをエセ哲学者とこき下ろしています。
(大丈夫なんですかねコレ。。。)
しかし叩いて終わりではなく、書き手と読み手がどうあるべきかわかり易く説明し、
時には厳しく叱責する様は、ドイツ版「波平」といったところでしょうか。

自分で考え抜くというのは、思ったより難しい活動だと思います。
現在では知らないこと、わからないことがあるとググレksと言われる世の中だけど、
ショーペンハウアーがいたらお前のアタマで考えろksとゲンコツがとんでくるのでしょうか。

なんのために読書をするのか。
知識を得て自分は何をしたいか。
道に迷ったら先生に愛の説教が欲しい人へ。
もう一度本書を手にしたいと思いました。