草稿から紐解く『ウィトゲンシュタインはこう考えた 』

天才、孤高、そしてDQN・・・。思考の限界に挑戦したウィトゲンシュタインの足跡を描いています。
彼の草稿が公開され、そこから彼の思考を紐解く、意欲的な本でした。

ウィトゲンシュタインは『論理哲学論考』を発表して哲学に終止符を打った。
というわけでなく、彼の哲学は仕事や生活の場を変えても続いていました。

「今日も仕事が進まず・・・」といった日記からも、
彼の日々格闘する姿を見ることができました。

僕は『論考』は読み終え、『青色本』は途中で挫折した身なので、
全ては理解できませんでしたが、少しずつ彼の思考に近づくことができました。

ウィトゲンシュタインといえば、論理学を駆使してして自分のもつ言語を展開するイメージが強かったですが、
第3部の「生をめぐる思考」は新鮮でした。
『論考』でもいきなり生について描かれている部分があって、?となった記憶があります。

自ら兵士として東部戦線など、最前線に生きたからこそ、
生きることにも貪欲になったのかなと思いました。

後期についても少しわかったので、
いつか『哲学探究』にも挑戦してみたいです。