欧米の思想がわかる『早わかり聖書』

聖書は世界で一番読まれている本で、至る所で引用されています。
映画「インターステラー」では人類救済のため「ラザロ計画」と銘打って人類が他の惑星系へ旅立ち、哲学書「死に至る病」ではイエスがラザロを蘇生させた部分を述べています。
絵画ではイエスの磔刑、聖母マリアの受胎告知、最後の晩餐など、様々なシーンが描かれています。

最近は見かけないけど、古い旅館やホテルには、
なぜか聖書が置いてあるところもありました。
当然信者でもないし、キリスト教の本があるなあくらいにしか思っていませんでした。

しかし西洋美術や西洋哲学には至る所で聖書を参照しているので、
じゃあ聖書とはなんぞやと疑問に思ったわけです。

原書は長いし、読みにくそうなので、概要だけでも知りたくなったので、
本書を選びました。
ユダヤ教は旧約聖書が教典、キリスト教は旧約聖書+新約聖書が教典、
ということも知らなかった僕でも簡単で、わかりやすい内容でした。
旧約と新約を合わせると、もはや壮大な物語ですね。

無人島に何かひとつだけ持って行って良いとしたら、あなたは何を持って行く?
という問いに対して、「聖書!」と答える人もいるようで、
確かにキリスト教徒ではなくても、興味深い内容になっています。

また、ルーツをたどるとイスラム教と関係があるのは驚きでした。
アブラハムの正妻の息子イサクの子孫がユダヤ人、
奴隷ハガルの息子イシュマエルの子孫がアラブ人だそうです。

イスラエル、中東が何かと紛争を起こしている理由はこのへんにあるようです。

またアダムとエヴァから始まり、モーセやソロモン、ダヴィデなど、
聞いたことあるけど、何をした人かわからなかったので、
本書のおかげでだいぶ頭の整理ができました。