夜の散歩

僕は夜に散歩するのが大好きで、晴れた日はだいたい散歩する趣味がある。
趣味というより癖に近い。

もともと郊外の住宅地で生まれ育ち、今も地方の住宅地に住んでいるけど、
とにかく心地が良い。
だいたい30分から1時間ゆっくり歩く。

その間、仕事のことや人間関係でモヤモヤする気持ちを、あれやこれやと考えたり、
これからの人生ややりたいことなどを、ああだこうだと考えたり、
はたまた夜空を見上げながら、まあいいやと問題を先送りしたりしています。

それにくわえ、何光年も先の星や宇宙の果てまで自分の思考を泳がせたりするので、
宇宙の想像とともに目の前の悩みを増やしてしまったり、
何かをすごいことを思いついたり、今日あったことをネガティブに考えてしまったり、
僕の脳内は色々と忙しかったりするのです。

じゃあ散歩しなければ良いのにと言われそうだけど、
この思考がからまる感じが心地よいのです。

散歩するエリアは主に住宅地。
他の御宅を覗き見する趣味はないけど、リビングから漏れる明かりや話し声、
テレビの音、キッチンから香る料理など、
そこに住む人たちの営みを垣間見るのが好きなのです。

それぞれの家族がそれぞれの幸せや悩みを抱えながら生きていることを感じることが、
とても好きなのです。

それらを感じながら思索にふけていると、僕の忙しい脳内は、
自然とポジティブな考えで終わり自宅に帰るのです。