入門書の必要性を感じる『新編 はじめてのニーチェ 』

最初に『ツァラトゥストラ』を読もうとしたのが間違いだった・・・。
ニーチェの本は好き嫌いがあるようで、どうやら僕は嫌いになるところでしたが、本書と出会えてまたニーチェを読もうと思いました。
哲学本を読むにはまず、本書のようにまず著者の思想や人生を知ることをオススメします。
もしくはネットでおおまかに把握したほうが良さそうです。

著者はまだ若い(?)気鋭の哲学者、適菜収。
キリスト教への批判、「神は死んだ」、権力への意思、永劫回帰などの思想をわかりやすく解説しています。
てか当時ここまでキリスト教を罵って大丈夫だったのかと。
世界をダメにするみたいなこと言ってるんですけどこの人・・・。
確かに聖書は矛盾が多いし、十字軍も歴史を紐解くと日本でいう落ち武者みたいな集団だったみたいですし。
実際に2000年にローマ法皇が十字軍の行った狼藉に懺悔をしたそうです。

よくニーチェ名言集みたいな本がいくつかありますが、僕としては本の一部分を切り取った文章を載せるのは誤解をまねくことが多いように感じます。
一部分を読んだだけではニーチェは理解できないと思います。

ニーチェ自身が情熱的な人なのか、両肩をつかまれ血走った眼で語ってくるような勢いを感じるので、苦手な人には苦手なんでしょうね。
勢いに飲まれて「お、おう」と返事してしまいそうです。

またニーチェを理解するために読む順番もオススメしてあって『アンチクリスト』→『善悪の彼岸』『道徳の系譜』→『ツァラトゥストラ』だそうです。

『ツァラトゥストラ』では確かにいきなり永劫回帰の思想は理解できるはずもなく、超人がうんぬんと言われても「???」だったので途中で挫折してしまいました。

『アンチクリスト』は著者の『キリスト教は邪教です!』もわかりやすくてオススメです。
こちらもわかりやすく、キリスト教をdisってます(笑)
となると、次読むのは『善悪の彼岸』かなあ。