現代アートへ続く『印象派。絵画を変えた革命家たち』

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19世紀後半に勃興した印象派、ポスト印象派。
語源はモネの「印象・日の出」を観た批評家から「ただの印象にすぎない」と言われた所だそうで、今で言うディスられたわけですが、この運動が現代アートの源泉になっています。

印象派の様々な画家を作品と思想を交えて紹介していますが、当然一番フィーチャーされているのがゴッホ。
次々と名作を描きあげ、37歳で拳銃で自殺するというすさまじい人生を辿りましたが、初期と晩期の作品を比べると自分の作品を確立させるまでの苦悩がうかがえました。
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ジャガイモを食べる人々

ゴッホの才能をいち早く気づき、彼の生活を支えていたのは実の弟で、ひんぱんに手紙のやり取りをしていたそうで、破天荒な兄の唯一の理解者だった所はさすが兄弟愛といった所でしょうか。
「自画像」や「ひまわり」など有名な作品はたくさんありますが、僕は「ローヌ川の星月夜」「夜のカフェテラス」が好きです。

 

お次は印象派の第一人者、クロード・モネ。
以前、地中美術館で観た「睡蓮」が生で鑑賞できたのでよく覚えていますが、睡蓮以外にも描いていたんですね(笑)
「日傘を差す女」が良い。どんな女性なんだろう・・・と想いをはせたくなる作品ですが、どうやらモネの奥様だそうで。
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日傘を差す女

他にもルノワール、セザンヌなど、代表する画家はたくさんいます。
どの画家も新しい技法で旧来の絵画の概念を壊し、新たな表現方法に挑戦する気持ちが伝わりました。
100年経った今でも古さを感じさせない、むしろ圧倒させる作品たちがそこにはありました。

 

画像:wikipedia