美術史の一大潮流『ルネサンスとは何か。』

以前読んだ『西洋美術史』で興味を持ったルネサンスを深く知りたく。
15世紀のフィレンツェを中心としたルネサンスが興った経緯、舞台背景、パトロンなどについて、わかりやすく解説されています。

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    コジモ・デ・メディチ
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    フィレンツェ

当時のイタリアはフィレンツェ公国、ミラノ公国、ヴェネツィア共和国など数々の国家がありましたが、フィレンツェを中心とする北イタリア一帯は、メディチ家をはじめとする銀行家や商人のほうが力が強く、また十字軍が持ち込んだ物資やイスラム文化やギリシャ文化が流入し栄えました。

ビサンティン美術で見られたモザイク技法から、フレスコ画、そして帆布を使ったキャンバスへと、絵画技法の変化もこの時期です。

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    最後の晩餐
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    システィーナ礼拝堂天井画

 
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アテナイの学堂

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロは言うまでもなく、初期ルネサンス、盛期ルネサンスに活躍した芸術家も紹介されています。

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ヴィーナスの誕生

Penブックスシリーズにしては少しページ数も多く、ちょっと紹介している人物が多すぎかなと思いますが、これでも少なくしたのでしょう。
いかにこの時代に突出した画家や作品が多かったことが伺えます。

「この絵見たコトあるけど誰が描いたんだろ?」という曖昧な記憶の点と点が繋がった気分です。

また、当時の風習、ファッション、グルメ、恋愛などの日常生活についても紹介されており、華やかなルネサンスの裏の姿も見れたのが面白い所でした。

画像:wikipedia