私は考えている。だから私は有る。『方法叙説』

「我思う、ゆえに我あり」で有名な言葉を遺した近代哲学の父、ルネ・デカルト。
僕の中では幾何学の基礎を築いた人、数式の表記法やx軸、y軸といった座標の表し方を発明した人という方がインパクトありました。
これ一人で考えたのかと。すごすぎだろと。
数学、天文学、論理学、形而上学、医学などを学んだあと文字による学問を放棄し、各国を旅することにしました。
一時期は軍隊にも入ったりパリやローマで様々な学者と交流し、最後にオランダで隠居して思索モードに突入します。
そして観察してきたもの、少しでも疑わしいものを一切真実ではないと仮定します。
今まで学んだことや自分自身も否定しようとしますが、待てよ、こういう風に考えることが出来るのも私という存在があるからじゃね?そして、

「私は考えている。だから私は有る。」

という道筋をつけました。
自分の存在は疑いもなく真実なので、哲学の第一原理としたのでした。

カンタンに言うとこんな感じですが、なぜか後半は人体の解剖学について(特に心臓)考察しています。
当時の学術書はラテン語で書かれた書物がメインでしたが、デカルトとしては女性や子供にも読めるようにフランス語で出版したそうです。
確かに哲学書にありがちな意味不明な単語の羅列はなく、丁寧な説明がなされていますが、いかんせんテーマが難解というか、ちょっと何言ってるかわからないですね状態の所もあり、自分の理解力がたりないなあと痛感しながらの読書となりました。

解説に養老孟司さんが「本を読むのに適切な時期」があると仰っていたので、
僕が読むには時期尚早!という所でしょうか。