1枚の写真は1000の言葉よりも語る『世界を変えた100日』

1851年の英国万国博覧会から2005年のハリケーン・カトリーナまでのおよそ150年を、歴史的瞬間をとらえた写真と歩む本。

写真提供はナショナルジオグラフィックとゲッティ・イメージズ。
ナショナルジオグラフィックは世界の歴史、文化、地理など、地球の一瞬の出来事を見事に写真に収める雑誌で有名です。
一方ゲッティは今やデザイナー御用達の写真素材を販売する会社で有名ですが、大元の組織は歴史が古く、合併吸収など紆余曲折があり、今に至ることがわかり驚きでした。

さて、その2社がタッグを組み、厳選した100枚の写真は圧巻です。
最初は第1回万国博覧会ということで、これから未来が待っているかと思いきや、やはり革命、二度の大戦、恐慌、紛争など血を血で洗う世紀が待っています。
説明文ももちろんありますが、とにかく写真のインパクトがすごい。
ピントや構図よりもその場の臨場感を伝えたい、現実で起こっている出来事を知ってもらいたい。ファインダー越しにカメラマンが語りかけてくるような気がするのは言い過ぎではないと思います。

見た目綺麗な写真が良い写真なのではない。人の心に残る写真が良い写真なのだと改めて思いました。

もちろん悲劇ばかりではないです。
ライト兄弟の初飛行。エベレスト初登頂。アポロ11号の月面着陸など。人類の挑戦と成功もそこには刻まれています。

近代の歴史にある程度詳しいほうが、当時の様子をより深く知ることが出来ると思います。