痴人の愛

image

谷崎文学の名作のひとつ。自分好みの女に育てようとしたナオミがとんでもない女に成長する様、出て行けと言っときながら、何でもするから別れないで〜と懇願しどうしようもなく堕ちていく主人公。
今でいうビッチなお話しなんですが、露骨なエロ表現はせず、肌を見え隠れさせつつ繊細な言い回しを展開する文体は今になっても読みやすいです。
また畳み掛けるようなラストは、特に男性読書に何か訴えるような、秀逸な締め括りでした。